注目キーワード

システム開発で見積工数をオーバーしないために注意するべき3つのこと

こんにちは秋野です。

 

システム開発の工数見積は頭を悩ませる作業の一つですが、この精度がプロジェクトが赤字になるかどうかを大きく左右します。

 

プロジェクトは生き物なので、こうすれば絶対間違いないという方法は存在しませんが精度を上げる事は可能です。

 

今回は見積もり精度を上げるために注意すべき3つのことをお話したいと思います。

 

・自社の持つリソース(人員・スキル)で開発可能かを見極める

・システム開発で発生する費用を全て網羅する

・インプット、アウトプットをしっかり押さえる

自社のもつリソース(人員・スキル)で開発可能かを見極める

まず、工数見積もりをする際に見極めなければならない事があります。

 

それは自社のリソース(人員・スキル)で開発が可能か?ということです。

 

顧客の要件を自社のリソースで賄えるかどうかは、仕事を受ける受けないを決定する上で大きなファクターになります。

 

開発する人員の確保が難しかったり、必要なスキルを持ったメンバーがいない場合は本来受けるべきではありません。

 

もし、外部の協力会社を使う場合は、事前に協力会社のスケジュールやスキルを確認しておく必要があり、自社でスキル教育を受けさせて開発を行う場合は、その講習期間や果たしてそのカリキュラムで必要なスキルを満たせるようになるかも検討しなければなりません。

 

いずれにしても、開発を受けるだけのリソースが揃えられない場合はプロジェクトを完遂させること自体が難しくなるでしょう。

システム開発で発生する費用を全て網羅する

システムの開発において掛かる工数は開発(メイク)だけではありません。

以下の費用についても漏れなく見積に入れる必要があります。

 

要件定義

基本・詳細設計に入る為の要件定義に掛かる工数

 

基本・詳細設計

基本・詳細設計を行う工数

 

メイク工数

プログラム作成をする工数

 

単体・結合テスト

単体・結合テストを行う工数

 

納品物作成費用

インストーラー、ドキュメント(オペレーションマニュアル、仕様書、導入手順書)の作成費用

 

導入費用

現地導入、立ち合いなどに掛かる費用、交通費等

 

打ち合わせ費用

打ち合わせに掛かる費用、交通費等

 

管理工数

プロジェクトマネージメントの管理工数

 

リスク工数

仕様不透明な部分のリスク工数

 

インプット、アウトプットをしっかり押さえる

仕様が詳細まで詰まっていない場合でも工数見積もりをしなければならないケースは多々あります。

 

この場合、顧客からあがってきた大雑把な要件で見積もりを行い、開発をしながら詳細部分を詰めていきますが、開発中に大きな仕様変更や追加を防ぐコツを紹介します。

 

それは、最低限インプットとアウトプットを明確にしておくことです。

 

例えば、客からの注文を受けた際、自動で宅配伝票を印字するシステムが有ったとします。

 

このシステムのインプットは「客からの注文データ」でアウトプットは「宅配伝票」ですが、気を付けるべきことは注文データのパターンは何種類で、宅配伝票は何パターン出さなければいけないかということです。

 

扱っている商品が1種類で配送業者が1社固定のシステムを作る場合はさほどコストは掛からないでしょう。

 

しかし、扱う商品が多岐に渡り、配送する商品によって配送業者が変わる場合は、印字する宅配伝票フォーマットの数も変わってきます。

 

このインプットとアウトプットが曖昧のまま、開発側は前者の認識で見積を行い、顧客側は後者の認識でいた場合、後々追加費用を取ることは容易でしょうか?

 

答えは「NO」です。

 

もし追加費用を取れたとしても、顧客からの信頼を失うことになります。

 

インプットとアウトプットを曖昧にするということは、大きな仕様変更・追加の可能性を抱える事に他なりません。

 

工数見積をする際は、まずインプットとアウトプットを明確にした後で、インプットからアウトプットを導き出すためのビジネスロジックを考えるようにしましょう。

見積書を投げる人
最新情報をチェックしよう!